禁断兄妹
第4章 犯されるって、言えば‥‥?
お母さんは
戸締まりや火の元に注意するように言った後
お兄ちゃんにもよろしくね、と言って電話を切った。
ツーッ、ツーッという虚しい音を繰り返す受話器
耳に当てたまま
私は立ち尽くして
言えなかった
何も言えなかった
だって
言えない
こんなこと
されてるなんて
「‥‥言わなかったんだ‥‥」
動きを止めていたお兄ちゃんが
再びぐっと胸を揉んだ。
「っあんッ‥‥!」
「萌‥‥俺をかばったの?優しいね‥‥」
「違、う‥‥っ!」
足の力が抜けそうで
立っているのがやっと。
「だって‥‥こんなこと、お、お母さんに、言えない‥‥っ」
胸からお兄ちゃんの手を剥ぎ取ろうとするけど
熱い両手
離れない
「このこと、お母さんにも、誰にも言わないから‥‥、もうやめて‥‥っ」
私の言葉に
お兄ちゃんは小さく笑った。
片手で乳首を責めながら
もう片方の手を下へと滑らせる。
「‥‥ああんッ!」
びっしょりと濡れたパンティの上から
再び敏感な芯を
擦るように刺激されて
「あ、あう‥‥ッ!や、あっ‥‥っく‥‥ッ!」
私は立っていられなくなって
電話台にしがみつくように両手をついた。