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禁断兄妹

第34章 禁断兄妹4th プロローグ


***萌side ***                                       
                

熱いシャワーを頭から浴びる。

髪を
肌を
流れ落ちていくそれが
柊の香りを消していく。

身体中に
焼きつけられたように残る
狂おしい柊の愛の軌跡

綺麗だ

愛してる

耳にこだまする
柊の甘い囁き

濡れた鏡
手のひらで雫を払った。

髪を伝い流れ落ちていく
激しい雨に打たれているような私

そこに映っているのは
本当に私なの

昨日と同じ姿形だけど
違う

新しい私が
そこにいる。

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