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禁断兄妹

第40章 二人の守護者


このままエレベーターに乗っても今のこいつなら一緒に乗り込んできかねない。

どうする
最善の方法はなんだ

逡巡する俺の前で
もう一台のエレベーターの扉が開いた。


「‥‥お兄ちゃん、おかえりっ」


ぴょこんと顔を出したのは
萌だった。

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