禁断兄妹
第41章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~バスルームで~
「どうして泣く‥‥?」
唇から離れた柊の舌が
つうっと私の頬を舐め上げる。
「そういう泣き顔じゃなくて‥‥よがる鳴き顔、見せて‥‥」
繋いでいた手が離れて
柊の両手は私のニットワンピースをたくし上げていく。
「待って、柊、自分でできる―――」
「いいから‥‥」
時折唇を重ねながらインナーとタイツも脱がされて
柊は開けたままの扉から私の服を次々と向こう側へ放り出す。
「暑いな‥‥」
柊は着ていたトップスを重ねたまま一気に脱ぐと
それもバスルームの外へ放り投げた。
逞しい胸から立ち上るムスクの香り
心を奪われている内に両手が背中に回って
ブラが外される。
明るいバスルームの中
私はもうパンティしか身に付けてない。
恥ずかしい
でも柊になら
どんな風に抱かれても
いい