
禁断兄妹
第41章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~バスルームで~
「ン‥‥っ」
びくん
瞬間的に身体を駆け抜けた快感が
私の身体を引きつらせた。
「すごい‥‥こんなに蕩けて‥‥」
柊が熱い息を吐きながら囁く。
私の入り口に蓋をするかのように押し当てられた
熱い手のひら
じわりと押すように力をこめられて
それだけで
甘く痺れるような快感に背筋が伸びる。
「柊ぅ‥‥っ」
目が眩んで
狂おしく私を見つめる柊が霞む。
「痛かったらちゃんと言えよ‥‥無理はするな‥‥」
目を合わせたまま
荒い息を殺しながら優しく言ってくれる柊
胸がいっぱいになる。
───昨日のように優しくしたいけど‥‥無理かもしれない───
そう言っていたのに
私の身体を気遣ってくれている。
「‥‥痛くは、ないの‥‥私、変なのかな‥‥」
昨日も
痛かったのは柊を受け入れた最初だけ
後はもう怖いくらい感じて
痛みなんてなかった。
私の身体は
人よりエッチにできているのかもしれない。
