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禁断兄妹

第41章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~バスルームで~


「やっ‥‥柊、イっちゃう‥‥っ」


指とクリトリスの間で一気に膨れ上がっていく快感
私は柊の肩に置いた手に力をこめた。


「いいよ‥‥このままイってごらん」


「やぁっ‥‥」


絶頂の波に飲み込まれそうになりながら
私は首を横に振った。

肌を這い上がる熱に浮かされた柊の視線
射抜かれながら
もう一度首を振った。


「シャワー外して‥‥っ‥‥柊のだけが、いい‥‥」


どんな風に抱かれてもいいけれど
柊の熱だけを
感じたい


「‥‥柊のだけ、ね‥‥殺し文句だな」


柊はシャワーを持つ手を下ろしながら
苦笑いしようとして
上手くいかなくて
苦しげに眉根を寄せた。


「あんまり煽るなよ‥‥本当に、優しくできなく、なる‥‥」


柊の声がもどかしげに掠れた。

手にしていたシャワーを浴槽の中へ落とすと
柊はその手を私の胸に伸ばした。

タバコを吸うようにその頂きに指を絡めると
傾けた顔が近づいて
先端に口づけられる。


「あん‥‥っ!!」


「下脱がなくて正解だったな‥‥お前とすると、理性が飛びそうになるよ‥‥」

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