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じわり
乳首を挟んだ指先に力が込められて
その先端を左右に動く親指がなぶるように擦る。

三本の指に囚われたそこから
痺れるような快感を途切れなく与えられながら
深く差し込まれたままの柊の指が
動きだす。

挿入れた時と同じように
指の腹で内壁を優しく擦りながら引き抜かれて


「んッ‥‥」


そして又内壁を擦りながら差し込まれて

二本の指は何度も往復する。


「あん、柊‥‥っ、あ‥‥」


身体が燃えるように熱くなって
震えが止まらなくなって
そこから下が全部溶け落ちてしまいそう。


「‥‥柊‥‥っ、あん、ア‥‥ッ‥‥」


指の動きが速まるのを感じて
たまらずに両足を閉じる。


「痛い‥‥？」


柊が私を見上げる。

肩で息をしながら
私は首を横に振った。


「気持ちいいの‥‥？」


囁くように問い掛けられて
頷きながら
もう立っていられなくて
私は柊の両手を身体に受けたまま
ずるずると座りこんだ。