禁断兄妹
第41章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~バスルームで~
「気持ちいいなら、続けるよ‥‥」
壁を背にして
膝を開いた体育座りのような姿勢の私の両足の間
指の腹を上にして閉じられた柊の二本の指は
濡れて光りながら
私の中を淫らに出入りする。
根元まで差し込まれては
ぎりぎりまで引き出されていたそれが
次第に幅を狭めて
浅い場所を優しく撫でるように
掻き出すように動き出した時
私の中で
何かが弾けた。
「柊‥‥っ、そこ、だ、め‥‥ッ」
襲いかかるような快感が急激にそこから押し寄せて
全身が硬直する。
「ダメなのわかるよ‥‥ほら、こんなに締めつけられる」
柊は荒い息をしながら艶かしく微笑むと
指の動きを速めた。
「あ‥‥ッ」
目の前に火花が飛んで
私は声を失った。
引き絞られるように反り返る背中
汗が吹き出して
柊の肩にしがみつく手が滑る。
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