無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

内壁を擦り上げるように
ゆっくりと奥へと向かう指先


「あっ、あ、ああ‥‥っ」


叫ぶような声が身体の奥から沸き上がって
抑えられない。

さっきと同じことをされているのに
さっきよりも
もっと感じる。

勝手に反り返っていく身体
掴まれていない左足が固く強張って
かかとが浮く。


「っ‥‥ヤバイな‥‥挿入れたくなる‥‥」


上ずった柊の独り言に
苦しげな色が混ざる。

柊は私の中へ指を差し入れたまま
太ももの内側に押し当てた熱い舌を
両足の奥へ向かって這わせ始めた。


「あ‥‥っ、あん、柊‥‥っ‥‥」


───萌の全部を味わいたいんだ‥‥いいだろ‥‥？───

柊の言葉を思い出して
燃えるように熱くなる身体

片足を立てて開かれた私の両足の間へ上半身を沈めていく柊
その熱い息が繁みにかかるのを感じて全身が強張る。

こんなに明るい中でそんなこと
心臓は今にも破裂しそう

でも
柊
あなたになら

私は強く目を閉じた。