禁断兄妹
第43章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で②~
「‥‥っ‥‥」
不覚にも身体が揺れた。
火傷しそうなほど熱い小さな唇
そして萌は俺の右手を取ると
自分の左胸に導く。
萌
俺がさっきお前にしたことと同じことを
しようとしているのか
俺の手のひらに張りのある胸が触れた。
汗ばんでる滑らかな肌の上
俺の手の甲に重なる萌の小さな手のひら
きっと勇気を振り絞っているんだろう
耳まで真っ赤な顔
震えてる長い睫毛
萌
どうしてお前はいつも
俺の想像を越えてくるんだろう
お前を愛する喜び
そのお前に愛される喜び
胸が
身体が
一層熱い想いに満たされる。