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禁断兄妹

第44章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で③~


「‥‥‥‥!!」


叫ぶように大きく開いた唇から
声にならない鳴き声があがる。

白い喉笛を晒し
弓のように仰け反る萌

小さな鍵穴に
たった一つの鍵が差し込まれた

そんな感覚に
どうしようもないほど胸が熱く燃え上がる。

べったりと下半身を合わせたまま
俺は鍵を回した。


「きゃあッ‥‥」


甲高い鳴き声
萌の身体が大きく跳ね上がって
再び達したことを肌で感じとる。


「‥‥今ので、またイったの‥‥?」


「だっ、て‥‥っ、はあッ、はぁ、」


がくがくと痙攣を続ける萌


「可愛い‥‥萌は深いのが好きなんだね‥‥」


俺はもう一度鍵を強く回した。


「ああんッ!!」


鍵穴に鍵は一つだけ

この身体を開けるのは俺だけ

俺だけだ

身体の痙攣に合わせ
びくびくと収縮する萌の中
俺は最奥をつつくように
自身を小刻みに送り込み始めた。

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