テキストサイズ

「お嬢様。」

第7章 どきどき

「なあに、語ってんだろ」

苦笑い。

「あたし.......」

涙がでそうになるのを抑える。

「好きなのに.......

他の女の人と抱擁とかキスしてるとこ

みたくなかった。

いろんなことが重なって

もう、どうでもいい.......」

味噌汁をのむ。

なんだか心が落ち着く。

ほっとした。

「花蓮」

はい、と返事をする。

「俺のこと嫌い?」

もちろん首を横に振る。

「じゃ、龍太郎さんのことは忘れて

俺といっしょにいてみよーよ」

ドキン

ストーリーメニュー

TOPTOPへ