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「お嬢様。」

第7章 どきどき

「君は甘えたいし、頼りたい。

俺なら君に悩ますことなんてない。

考えてることがわかるから、ある程度」

だから、と続ける。

「赤西様の代わりでもいい。

彼に言えないこと、俺にいえばいい。

全部叶えてやるから.......」

真剣な目。

あたしはうなずいてしまった。

頼りたかった。

抱きしめて慰めてほしかった。

ただ、龍太郎さんが

あたしよりも彼女がすきなんでは

とおもって。

蓮さんは甘えさせてくれるから。

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