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「お嬢様。」

第8章 ふしぎ

じゃ、ともう一度言うと

あたしは無意識に彼の服の裾を

引っ張って

引き留めてしまった。

「.......よし、じゃ花蓮、

車にのって。いこ?」

あたしの手を取り車のドアを開ける。

10分くらいの沈黙。

着いたのは、また高いビル。

「降りて?」

中にはいるとホテルみたい。

「おかえりなさいませ」

フロントにいたひとが

蓮さんに頭を深々とさげる。

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