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「お嬢様。」

第8章 ふしぎ

押したのは33階。

龍太郎さんのことを思い出してしまう。

開いた瞬間、あの間取り.......

とおもうと、目を塞ぎたくなった。

チーン

着いてすぐの目の前は

長い廊下だった。

すごい内装。

「どうぞ」

鍵を差し込んであけたら

そこには広い空間と夜景の素敵な

ガラス張り。

宝石みたい。

照明はやや暗めだ。

「素敵なお家」

あたしはキョロキョロと探検する。

ものが少ない。

広い空間にあったのは、

ソファとラグ、大きなテレビだけ。

あ、あと一枚の大きな画。

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