テキストサイズ

「お嬢様。」

第1章 ざわめき。

あたしは

ぼけーっとしたまま

大好きな白身魚のマリネを

小皿にとると

優ちゃんが隣にやってきた。

「どー考えても俺が一番

花蓮のことしってるよ?」

ドキンッ

「ちょ.......//

優ちゃん、どーしたの?」

あたしは掴まれた手を

軽く振り解いた。

「俺、婚約者候補、本気だよ?」

優ちゃんのそんな顔

初めて見た.......

ストーリーメニュー

TOPTOPへ