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「お嬢様。」

第14章 あきのはじまり

屋上。

あたしと龍太郎さんふたりだけ。

「姫、俺は理解できない........」

あたしはその言葉で

自分が愚かなのに気づいた。

いちばん混乱してるのって彼だよね。

帰国したら、

あたしが待ってるとおもったら、

蓮の彼女になってて、

龍太郎さんに傷つけられた、とか

罵られて。

あたしがだめなのに。

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