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「お嬢様。」

第2章 はじまり

バターのいい香りが漂う。

「いぃにおい〜.......」

あたしは座った椅子で

くるくる回ってる。

オムライスは、

時雨のお母さんがつくってくれたのが

はじめてだった。

それから大好きで、

シェフにわがままをいって

毎週日曜日だけは

オムライスにしてもらってたんだ。

「はい、できあがり。」

うわ、サラダもオムライスも

なんだかおしゃれ!

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