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「お嬢様。」

第3章 さよなら

外に出ると

スポーツカーみたいな真っ赤な車。

「花蓮お嬢様。」

爽やかな笑顔の工藤司さん。

「あ、どうも」

「なんだか.......雰囲気ちがうね?」

この間の顔合わせでは

薄めのメイクだったもんなあ。

「あ、どうも.......」

なんか、

会って分かったけど、

あたし、このひと何だか苦手。

「じゃ乗って?」

助手席のドアが開けられて

誘導される。

「あ、はい.......」

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