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「お嬢様。」

第5章 あなた

「俺は君と会うのを

18年間ずっと待ってた。」

真剣な面持ちでいわれるから

あたしの心臓は破裂寸前だ。

33階についたあたし達は

彼のベッドルームにある

ソファに横並びで話してる。

ん.......

なんかこのひとの空気って不思議。

落ち着く。

「だから、姫.......」

その瞬間

龍太郎は笑った。

「このタイミングで寝るかよ.......」

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