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「お嬢様。」

第5章 あなた

ーーん〜.......

カーテンの隙間から

明るい日差しがはいってくる。

体を逆方向にむけようとすると

胸に何かの感触をかんじる。

へ?

「姫、おはよ.......」

カラカラの低い声。

後ろから聞こえる龍太郎の声。

そしてあたしの胸を鷲掴みしている。

「きゃーーーーー!!!!」

あたしは彼から逃げた。

とりあえずベッドから飛び出す。

「どーした?」

しかも龍太郎さん

上半身は、は、は、はだか!//

「姫、はずかしがらずにおいで」

やだ!

絶対 " 抱かれる " だもん。

「なんにもしないから.......」

甘える龍太郎さんの声に

少し、いいかなって思ってしまう。

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