テキストサイズ

「お嬢様。」

第5章 あなた

あれから3日経った。

優ちゃんはなんとなく

ぎこちない感じで、

朝の登校はいっしょだけど

あまり話したりしなくなった。

蓮さんも同様、

電話はしてくるけれど

前みたいに積極性は

完全になくなり、

忙しいを理由にすぐ電話を

切るようになっていた。

相変わらず龍太郎さんとは

会っても目は逸らされるし、

電話もならない。

「ん〜わかんないよぉ〜.......」

と落ち込んでると

時雨が家に遊びに来てくれた。

「しーちゃあん.......」

泣きつき、

龍太郎さんとあったことを

しゃべり、すっきりしていると

「すきなんだ.......」

クスクス笑いながら言った。

「そんなに気になる???」

すこし意地悪に笑う時雨。

「どーゆーこと?.......」

「龍太郎さんのことばっかだね」




" 俺のことで頭がいっぱいになるよ "




うそ//

ストーリーメニュー

TOPTOPへ