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この距離でいい

第1章 高校二年の夏



「佐山?おーい!大丈夫か?」


私の変化に気がついたリッキーにびっくりして返事をするのを忘れていた

「うん!大丈夫大丈夫!何でもないよ!」ポタッ
あれ、涙…なんで涙なんか…

「本当か?なんかあったんなら言えよ!」


「あはは!大丈夫!ありがとう」

ありがとう、リッキー
気付いてくれて



「そっか、んじゃ、またな!」

そう言って電話は終わった




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