夜の幕がゆっくりと開く
第1章 夜の幕がゆっくりと開く
「今やったら情報教えてくれたら…」
「同情なんかいらん。そんなんすんねんやったら解放しろや。」
「…それができひんからせめものお詫びやと思って…。」
「同情なんかいらんゆうてんねんからほっとけや。俺らはマスターに言われたことをすればええねん。」
俺の顔のすぐ横にある腰が露になる。
「マスターからはお前に男として最悪の屈辱を味あわせるよう、言われてんねん。男が男に襲われるって、屈辱的やもんな。」
顎をつかまれて無理矢理顔を向かされれば独特の息の多い声が囁く。
昔から聞き馴染みのある冷静で少し冷たい声だ。
「どんなことされたって俺は知らんもんは知らんねん!!」
「やんで。」
「…おん。」
無理矢理口をこじ開けられればマックの大きな自身が口のなかに押し込まれた。
喉の奥まで来るものだから吐きそうになる。
それと同時に体内に大きな違和感を感じる。
どうなっているのか見ることはできないがこの状況からしてひとつしかないと考えられる。
「んん゙っ…んぅ゙っ…」
上と下のふたつの動きがバラバラに激しく加えられればおとなしく休憩していた俺の自身が再び目覚めた。
誤って口を開けてしまったことで入ってきた液体の影響で立ち上がるまでそう時間はかからない。
「…気持ちいい?」
下から小さく呟く声。
それはどことなく乙女のような印象をもった。