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夜の幕がゆっくりと開く

第1章 夜の幕がゆっくりと開く

「んふぁっ…あぁっ…くんん゙っ…」

俺は塞がれた口ではっきりと思い出した名前を何度も呼んだ。

呼べば呼ぶほど溢れる涙が罪悪感を流していく。

こんなんであいつの心が救われるなんて思わないけど、少しでも軽くなるなら今、ここで壊れるまで好きにしても構わない。

激しさを増す刺激に俺はすべてを委ねた。

「…ジャッキー…イクッ…。」

細々と呟かれた声を俺は聞き逃さなかった。

蕾と口を同時にグッと狭めてやれば、二人は波打つように体内に液体をばらまいた。

そして俺はすべてを受け止めた。

これはただの自己満足なのだが、これで少しは俺の罪が軽くなったように思った。

「くっ…まずっ…」

マック自身を出された瞬間、口のなかのものを床へ吐き出した。

「不味かったのか。それは実に残念だ。」

扉が開く音と共に入ってきたのはもう見たくもなかった顔だった。

やつが入ってくると二人はささっと服を着て道を開けた。

「もうええやろ。離せや。」

「まだ寝ぼけているのか?それはこっちの台詞だ。もういいだろう?話せ。ここの情報を漏らしたのは誰だ!!」

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