それでも好きな人
第7章 過去と未来
拓真「それに今は美鈴ちゃんがいるから
寂しくないよ」
美鈴「お義兄さん…」
拓真「ねえ、二人の時はお義兄さんって
呼ぶのやめよう、なんか悲しい…」
美鈴「…ごめんなさい」
拓真「ダメ、謝っても許さない」
美鈴「うぅ…」
拓真「許して欲しかったら美鈴ちゃんか
らキスして」
美鈴「えっ!?あっ、キスって…」
図書館である事を忘れ
思わず立ち上がり大きな声を出してしま
った美鈴
周りにいた人達に何事かと注目され
美鈴は頭を下げて謝り
座ったが…
美鈴「…恥ずかしい」
拓真「美鈴ちゃん、図書館では静かにし
ないと」
美鈴「わかってるよ!!…だけど」
拓真「何?」
美鈴「お義…拓真さんが変な事言うから
だから…」
拓真「美鈴ちゃんは僕とキスするの嫌?
僕とキスしたくない?」
美鈴「それは…」