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それでも好きな人

第8章 甘い味



香苗「ただいま」

拓真「お帰り…あれっ?」

康太「こんばんは」

拓真「吉田?えっどうして…」

香苗「偶然会ったの、話したら今晩一人
って言うから夕飯に招待したの」

拓真「そうなんだ」

美鈴「…」

康太「すいません、お言葉に甘えてしま
って…」

拓真「気にする事ないよ、でも他の生徒
には内緒だからね」

康太「わかってますよ」

美鈴「…私、荷物置いてくるね」

香苗「ありがとう」

拓真「…」


気まずくて
ニ階へ逃げた美鈴
一階では香苗と康太が楽しげに会話して
いた
お互いに
余計な事を言わなければいいが…


美鈴「…はぁ、重かった」


香苗と拓真
二人の寝室に入り
香苗の荷物を置き部屋を出ようとした
その時…


美鈴「…」

拓真「まさか彼を招待するとは…」

美鈴「!?」

拓真「なんか嫉妬しちゃうな」

美鈴「お義兄さん…」


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