それでも好きな人
第2章 失恋
女子①「おはよう」
女子②「おはよ」
美鈴「…」
学校で美鈴は一人だった
元々人付き合いは苦手だったし
無理して人と付き合う事はないとしてい
たら
いつの間にか
一人ぼっちになっていた
教師「では今日の授業はここまで」
美鈴「…」
部活には属さず授業が終われば真っ直ぐ
寄り道せず家に帰っていた美鈴
だけど最近は…
美鈴「帰りたくないな…」
家に帰れば香苗がいる
たまに拓真がいる時もある
拓真との生活に慣れたといえばやっぱり
苦しい
だから最近は
コンビニや公園などで
時間をつぶすのが日課となっていた
美鈴「…ただいま」
拓真「美鈴ちゃん、おかえり」
美鈴「…」
香苗「美鈴、ちょっと手伝って」
美鈴「…うんっ」
名前を呼ばれ
胸がときめいてしまった美鈴
だけどすぐ香苗の存在を気づかされ
現実に引き戻される
美鈴だった