それでも好きな人
第2章 失恋
美鈴「…ふぅ」
食事を終えれば
美鈴は自分の部屋にずっと篭る
見たいテレビがあってもトイレに行きた
くても
部屋に篭る
仲の良い二人を見たくないから…
だけどその夜
ついに恐れていた事が…
美鈴「…んんっ」
深夜0時
みんな寝静まり
物音一つ聞こえない静かな時間
妙な息苦しさを感じ目を覚ましてしまっ
た美鈴
すぐに寝直そうとしたが
なかなか眠る事は出来ず何度か寝返り
していると
隣の部屋から…
「…んッ、あん…あ…」
美鈴「…何」
夜遅く
突然、隣の部屋から聞こえてきた謎の声
美鈴の隣の部屋は香苗と拓真
二人の部屋だったが…
美鈴「お姉ちゃ…!?」
香苗「あっ、あぁ…あんッあ…あぁ」
美鈴「…ッ」
拓真の声は聞こえない
聞こえるのは香苗の喘ぎ声だけ
だけど隣の部屋からは体と体がぶっかる
セックス
特有の音が聞こえ二人が何をしてるのか
見なくてもわかった
美鈴「…」