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美鈴「なん…で…」

拓真「久しぶりの夜ばい、なんてね実は
美鈴ちゃんに渡したい物が」

美鈴「…！！」

拓真「どうしたの？」

美鈴「…」

拓真「美鈴ちゃん？」


体を震わせ
涙目になりながら
美鈴は拓真の胸に抱き着いた
見たのは夢
ただの夢
だけどリアル過ぎて
触れていないと、もうどうにかなりそう
だった


拓真「怖い夢でも見た？」

美鈴「…すごく…怖い夢…お義兄さん…
拓真さんと別れる夢…」

拓真「…別れないよ…僕は…」

美鈴「本当…に？」

拓真「約束したじゃん、最後の最後まで
一緒にいるって、忘れちゃった？」

美鈴「…ううん、覚えてるよ」

拓真「良かった」

美鈴「…」