
それでも好きな人
第10章 温泉効果
美鈴「…えっと」
拓真「美鈴ちゃん、こっちだよ」
美鈴「あっはいっ」
人目を避ける為
温泉宿近くで待ち合わせし
合流してから温泉宿へ向かった二人
今夜泊まる宿は
住所は都会だけど森の中にあり
宿泊客のほとんどが50代から60代と
二人にはうってつけの
宿だった
拓真「ここだよ」
美鈴「わぁ~すごく素敵な宿」
拓真「気に入ってもらえたみたいで良か
った」
美鈴「見て、近くに川もあるよ」
拓真「後で行ってみようか」
美鈴「うんっ」
チェックインを済ませ
早速、近くの川に行ってみる事にした
季節は冬
この寒い時期に
川に来る物好きはいないようで
美鈴と拓真、完全に二人っきりの世界だ
った
美鈴「冷たっ」
拓真「川入ったら風邪引くよ」
美鈴「わかってる、って言うか寒いから
入らないし」
拓真「だよね(笑)」
