テキストサイズ

それでも好きな人

第11章 幸せの結末



美鈴「一緒にって、でも…」

拓真「あれっ、部屋の露天風呂」

美鈴「あぁ…」


確かに
部屋の露天風呂なら
人目も気にせず一緒に入る事が出来るが
部屋にある露天風呂は完全に一人用
二人で入るには
少し…


美鈴「でも狭くない?」

拓真「大丈夫だから、ほらっ」

美鈴「あっ…」


拓真に手を引かれ
部屋の露天風呂に入った美鈴
だけどやっぱり一人用の露天風呂だけあ
って
二人では…


美鈴「ねぇ…やっぱり狭いよ…」

拓真「そう?」

美鈴「そうだよ、だって…」

拓真「じゃあもっとこっち来なよ」

美鈴「あっ!?」


狭い露天風呂の中
後ろから抱きしめられるように
体を密着させられドキドキしてしまった
美鈴
今さっき
お風呂に入ったばかりなのに
まるでのぼせたように顔を真っ赤にし
固まってしまった


拓真「ふぅ~いい気持ち」

美鈴「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ