それでも好きな人
第12章 疑惑
香苗「で、話しって何」
智之「お前、番号変えただろう」
香苗「変えたわよ」
智之「変えたなら変えたって連絡しろよ
結婚したのだって友達から聞いて」
香苗「別に関係ないでしょう」
智之「冷たいね~」
香苗「…」
智之「今の旦那は昔のお前がどんなのか
知ってるの?」
香苗「何、脅迫してるの?」
智之「まさか、ただ俺は高校の時みたい
に香苗と遊びたいだけ」
香苗「断る、誰があんたなんかと」
智之「いいよ、でもそっちがその気なら
あの事、妹にバラすから」
香苗「!?」
智之「驚くだろうな~まさかお姉ちゃん
が妹の…」
香苗「やめて!!…わかったから」
智之「よろしい(笑)」
香苗「…」
智之「これっ、俺の携帯番号、後で連絡
しろよ」
香苗「…わかった」
連絡先を渡し
早々と去って行った智之
香苗は智之にある弱みを握られていて
それは
美鈴にも関係する
ある事で…
香苗「…」
絶対にバレてはいけない
一生、隠し通さなければいけない
秘密だった