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それでも好きな人

第3章 衝撃



それから…
それからどれくらいの時間が過ぎたのか
美鈴が眠り始めた頃…


美鈴「…ん」


鍵の開く音が聞こえ
二階に上がって来る足音が聞こえた
深夜0時過ぎ、ようやく二人が帰って来
たようだ


美鈴「…」


物音で目を覚ましてしまったが
明日も学校だし気にせず
眠ろうとした美鈴
だけど…


ガチャ(部屋のドアが開く音)


美鈴「?」


何故かその時
部屋のドアが開き
誰かが部屋に入って来た
香苗と拓真の部屋は美鈴の隣の部屋
酔っ払って間違えただけかもしれないが
ドアも
部屋の広さも違う
間違えてもすぐ気づきそうだが…


「…」

美鈴「…!?」


あろう事か
その人は部屋の違いに気づかず
美鈴の布団の中に入ってきてしまった
部屋は暗く
その人が香苗か拓真なのか
どちらかわからず
相手に背を向けた状態で寝たふりをして
いると…


美鈴「…!!」


その人は美鈴を抱きしめ
自分の足を美鈴に絡め美鈴の体に触れて
きた
最初は服の上から触れていたが
だけど段々…


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