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それでも好きな人

第3章 衝撃



だけど…


美鈴「拓真…さ…」

拓真「…」

美鈴「!?」


美鈴が触れた途端
拓真は美鈴から離れると
何事もなかったように部屋を出て行って
しまった
何も起こらなくて安心した美鈴だったが
同時にガッカリしてる
自分もいて…


美鈴「…はぁ」


起き上がり
乱れた服を直す美鈴
ある理由から男の人に触れられる事に
見るから極度な拒否反応を示し
本当はダメな自分
だけど不思議と拓真に触れられた時は
拒否感や嫌悪感などは
感じなかった


美鈴「…まだ…ドキドキしてる」


拓真に触れられた場所
その場所が妙に熱をもって熱い
触れられた感触、感覚も忘れられない
自分の名前を呼んだ
あの声も…


美鈴「…」


結局
その日は眠れなかった
体が熱かったせいもあったが
なにより拓真の気持ちがわからなくて
酔っ払って
単に間違えただけか
それとも拓真は自分の事を好き
なのか…


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