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それでも好きな人

第3章 衝撃



美鈴「…」

香苗「はいっ、お弁当」

美鈴「…ありがとう」


お弁当を受け取り
急いで学校へ向かった美鈴
その間も美鈴は拓真の事を考えていた
昨日の
あの行為は
酔っ払って間違えたわけではない
香苗ではなく美鈴だとわかっていながら
触れてきたのだ


美鈴「あぁもう…」


拓真の気持ちがわからなくて
確かめたいけど確かめる勇気もなくて
今日は少し
帰る時間を遅くしようと計画した美鈴
だけどその計画は簡単に崩れる
何故なら…


拓真「美鈴ちゃん」

美鈴「…何で」


ここは学校
今はセキュリティーも厳しく
部外者はそう簡単に校内には入れない
だけど今、目の前に…


美鈴の目の前に…


拓真「ちょっといい?」

美鈴「…」


拓真がいる
いるはずのない拓真が…


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