テキストサイズ

それでも好きな人

第3章 衝撃



美鈴「…どうしているの」

拓真「教師だから」

美鈴「嘘」

拓真「どうしてそう思うの?」

美鈴「だって」

拓真「?」

美鈴「…だって」

拓真「花屋が本業だと思った?」

美鈴「!?」

拓真「実はこっちが本業、花屋は友人に
頼まれて働いてただけ」

美鈴「…」

拓真「でも最近、行ってないみたいだね
花屋、前は毎日来てたのに」

美鈴「…」


拓真は自分の事
覚えていないと思ったが
本当はちゃんと覚えてくれていたようだ
毎日通えば
覚えて当然だったが
何故、初対面のふりをしたのか


拓真「でもビックリしたよ、まさか香苗
の妹だったとは」

美鈴「…」

拓真「すぐに気づいたけど様子が変だっ
たから初対面のふりしたけど」

美鈴「…その方がいいです…お姉ちゃん
ああ見えて嫉妬深いから…」

拓真「そうだね」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ