それでも好きな人
第3章 衝撃
拓真「それは…」
美鈴「…!!」
強く腕を引かれ
抱きしめられたと思った
次の瞬間
唇に柔らかい感触を感じた美鈴
その正体が拓真の唇だと気づくのには
そう時間は
かからなかった
美鈴「ンッ!!ンンッ」
拓真「…」
ここは学校
しかも相手は教師で姉の夫
美鈴がキスしていい相手ではない
拓真の胸を叩き離れようと必死に抵抗す
る美鈴
だけど拓真は
美鈴が抵抗するたび
グッと力を込め美鈴を抱きしめた
美鈴「んっ、ふ…んっ…」
拓真「…」
拓真の熱いキスのせいか
それとも心のどこかで願ってるのか
美鈴の体からは
段々
力が抜けていき
拓真に支えられていないと立っていられ
なかった
拓真「…」
美鈴「んっ…ハァハァ…」
拓真「僕、美鈴ちゃんも好きなんだ」
美鈴「…お義兄さん」
拓真「お義兄さんか、なんかいいね」
美鈴「…」