それでも好きな人
第3章 衝撃
美鈴「…はぁ」
お弁当箱自体
そんな大きくはなかったが
食欲がなく半分も食べられなかった
美鈴「…」
男子「食べないの?」
美鈴「!?」
男子「それっ、食べないの?」
美鈴「えっ?あっはいっ」
男子「じゃあちょうだい、残したら勿体
ないでしょう」
美鈴「そうですけど…あっ」
男子「いただきます」
美鈴「…」
美鈴の横に座ると
手でお弁当を食べ始めた男子
クラスでは見かけない顔、別のクラスの
男子のようだが…
男子「んん、美味しい!!」
美鈴「…そうですか」
バレないよう
横に移動し男子から離れた美鈴
だけど美鈴が動けば相手も動き距離を詰
められ
いつの間にか
壁際に追い詰められていた
男子「ん~これも美味しい」
美鈴「…あの」
男子「あっごめん、自己紹介がまだだっ
たね、俺一組の吉田康太、よろしく」
美鈴「…どうも」