それでも好きな人
第4章 告白
ギィィィ(ドアが開く音)
美鈴「…!?」
拓真「あれっ、まだ起きてたの?」
美鈴「お義兄…さん…か…」
拓真「美鈴ちゃん!?」
美鈴「あはは…泥棒かと…思って…」
物音の正体は
泥棒ではなく拓真だった
だけど拓真は今日、当直で泊まりのはず
何故、こんな時間にいるのか…
拓真「驚かせてごめんね、やっぱり心配
で当直代わってもらったんだ」
美鈴「そうだったんだ」
拓真が帰って来てくれた
自分を心配し、わざわざ当直を代わって
もらったようだ
嬉しかった
妻の妹だからとか本気で心配だからとか
難しい事はわからなかったが
一緒にいられる
それが…
拓真「大丈夫?」
美鈴「…じゃないかも…腰…が」
拓真「(笑)掴まって」
美鈴「えっ?あ…」