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それでも好きな人

第2章 失恋



香苗「美鈴、どこか行くの?」

美鈴「うんっ、お昼には戻るから」

香苗「遅くならないでよ」

美鈴「わかってる、行ってきます」


約束の週末
今日は香苗の婚約者が家に来る
香苗は婚約者の為に料理を作り到着を待
った
その間に
美鈴はサプライズ
お祝いのお花を買いに彼の店へ向かった
もちろん彼に会う為ではなく
お花を買う為に

だけど…


美鈴「…あれっ」

女性店員「いらっしゃいませ」

美鈴「すいません、いつもいる…」

女性店員「いつも?」

美鈴「あぁすいません、えっと…お祝い
の花束を作ってもらえますか」

女性店員「少々お待ちください」

美鈴「…」


思い知らされた
自分は彼の事を何も知らない
彼の名前も彼に彼女が結婚してるのかも
何も知れない
何も…


美鈴「…」

女性店員「お待たせしました」

美鈴「…どうも」


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