それでも好きな人
第2章 失恋
美鈴「ただい…?」
家に帰ると
玄関に見知らぬ靴が…
香苗「美鈴、遅いわよ」
美鈴「…ごめん、お祝いのお花作っても
らってたの」
香苗「彼待ってるから」
美鈴「うんっ」
お祝いの花束を手に
彼が待っ居間へ向かった美鈴
だけどそこで
そこで予想外の人物に会うとは…
香苗「妹戻ってきました」
美鈴「はじめまして、妹の美鈴…」
男性「こんにちは」
美鈴「…!?」
そこにいたのは
香苗の彼、婚約者はなんと…
香苗「美鈴、彼は櫻井拓真さん」
拓真「はじめまして」
美鈴「はじめ…まして…」
香苗の彼、婚約者は
不運にも美鈴が恋した花屋の店員だった
しかも彼は
美鈴の事を全く覚えていない様子で
それが余計に美鈴の心を苦しめ
傷つけた
香苗「さっ、みんな揃ったし食事にしま
しょう」
拓真「そうだね」
美鈴「…」