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それでも好きな人

第6章 喜びと悲しみ



体育教師「体はもう良いの?」

美鈴「はいっ、でも今日の体育は見学に
させてください」

体育教師「わかったわ」

美鈴「…」


次の日
学校に行ったものの
体の事を考え美鈴は体育は見学する事に
子供は産まない
産めない
そう決めた
決断したものの
まだどこか迷っている自分もいた


美鈴「…」

康太「何か考え事か?」

美鈴「別に…」

康太「わかった、子供の事だろう」

美鈴「えっ!?」

康太「その顔、図星だな」

美鈴「それは…」

康太「でも一番不安なのは本人だからさ
妹の美鈴がしっかりしないと」

美鈴「妹?」

康太「お姉さん、妊娠中だろう?」

美鈴「あぁ…」


妊娠した事
まだ誰にも話してないのに
何故、康太が知っているのかと不思議に
思ったが
康太が言っているのは
美鈴ではなく香苗の事だった


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