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美しい世界

第4章 過去〜悪しくそして美しき姫

『…。…⁉︎…え……?姫様⁉︎』

『…?あぁそうだが…。何を今更そんなにあわてている?』

あわわ…
やばいぞ…
まさか姫様だなんて…
けっこう言い返したり…言葉使いも悪かったし…
やばい。

『…。とんだご無礼を…!お許しください。』

『ふっ…』

姫は鼻で笑うと悲しさがあるような笑顔で

『私がこわいのか?』

と聞いてきた。

漆黒の瞳を細め、僕を見ているはずの目はどこか遠いところを見つめているように思える。

さっきとは全く別人で…

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