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美しい世界

第4章 過去〜悪しくそして美しき姫


真っ赤なドレスにたっぷりとした白とピンクのフリル。
頭には、赤いバラの髪飾りをつけ
黒髮を風にたなびかせている。

透き通るように白い肌。
この世の全ての闇を吸い込んでしまったかのような漆黒の瞳。

さくらんぼ色のつややかな唇。
ほっぺたはうすいピンクがかかっている。


…誰もが見ても、「美しい」と言うであろう。

声とは裏腹に、お人形のような可愛さに美しい美貌。

その少女は口を開き言った。



『私は、…リアナ・ド・ハードだ。』

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