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華のしずく~あなた色に染められて~

第11章 【紫陽花~華のしずく~】二

 耳を澄ませると、雨音は聞こえなくなっていた。いつしか、一日中降り続いた雨も止んだらしかった。
明日の朝は、庭の紫陽花がひときわ鮮やかに色付いているに相違なかった。

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