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私ね、実は......

第2章 事実

3つのドアを開けると、脱衣所、寝室、リビングに分かれていた。
部屋の個数は多いとはいえないが、今の俺たちには十分だった。



「ここ、大きいね・・・」

「だな」

思ったより、物件が良かったのか美夏はニコニコしていた。


「私ね。すっごく、今嬉しいよ。嬉しくて、嬉しくて倒れちゃう」

「俺も....まさか、親から同居が認められるなんてな」

本当に、不思議だった。何か理由があるとしかいえないが....


「春・・・・」

座っているソファーに珍しく美夏から迫ってくる。

「?」

「好き....」

ただ、それだけ口にすると俺に美夏から甘い口づけをしてくる。


「ん....ん////」

最初は、ただ唇を合わせるだけのキスだが、俺は徐々に角度を変え舌を絡める。


「ん、んんぁっ////」

おいおい、キスだけでそんな声出すなよ////

小さな美夏の声に俺の息子は少しずつ大きくなっていった。





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