無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「アユ、ごめんね!!」

「本当に、俺が変な事を考えたせいで・・・!!」

二人は、アユに向かってぺこりと大きくお辞儀をした。


「え・・・？」

アユがビックリした表情で二人を見つめる。俺も、ポカンと口を開け二人を見つめる。


「実は・・・アユの服に盗聴器を付けていて・・・」

春が服を指差しながら話す。
良く見ると、服の襟の部分に小さな黒い物体がある。

「気がつかなかった・・・」

アユはまじまじと盗聴器を見つめる。

「私達、会話を全部聞いていて・・・。アユを危険な目にあわせて本当にごめん!!」

「俺が変な案を出さなかったら・・・。本当にごめん」

二人は、半泣きでアユに向かって謝る。そんな二人をアユは優しい目で見つめていた。

「もう、大丈夫だから!!そりゃ、危険な目にあって怖かったけど・・・」

アユが俺の手を引っ張ってギュッと握る。

「頼れるspが居たから♪」

ニコッと微笑むアユ。
さっきの公園で何かを言いたそうだったけどこいう事だったのだろうか?