私ね、実は......
第6章 お泊り会
「ん・・・?メール??」
「すげっ。同時に来たな!迷惑メール・・・?」
と、携帯の受信箱を確認すると正樹からだった。
「あ、アユからだ」
「お、お互い両思いの奴らからか」
Re.正樹
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おひさ。夏休みが始まってもう、20日かよ・・・。早すぎんだよ!!
で、今日はお前にお誘いだ。
明日から、3日間アユの家でお泊り会をしようと思ってさ。良かったら、春も来ないか?
詳しい内容は、また送る。
「おぉ・・・お泊り会か」
「私もだよ。アユの家は大きいからね。あの二人、早く付き合えばいいのに~」
「あ、今回のお泊りでくっ付けちゃう?」
「いいねぇ~」
と、お互いケラケラと笑っているとすぐに返事が返ってきた。
Re.正樹
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おぉ!で、持ってくるのは普通にお泊り道具でいいぜ~
面白そうな物を適当に持ってこいよな!
じゃ、明日から宜しく( ´艸`)
「お、面白いもの・・・?」
「って、言われてもね。特に無いかも・・・」
「だよな・・・」
だけど、幼馴染のメンバーでお泊り会が出来るなんて楽しみだな。
早く、あの二人をくっつけたいし・・・。
「じゃ、私部屋で準備するね?春もちゃんと準備してね?」
「おう。美香からやって?」
さすがに、女子の準備を見るわけには行かないしな・・・
「はぁーい。出来たらすぐに呼ぶね」
美夏は、そのまま部屋に入ってしまった。女子の荷物は、俺等男子の何倍も持っていくからな・・・。
3日間か~~勉強なんて忘れて遊ぼうっと!!