 
私ね、実は......
第6章 お泊り会
「おっはよぉーーー!!」
「いっ?!!」
何かが、俺の腹の上に乗る。
「っ?!ちょ、何だよ!!」
「おはよう!!」
ふと顔をあげると、そこには髪型を整え、私服に着替えた美夏がいた。
「お、おはよう・・・」
「ちょっと!早く、行くよ?集合まであと30分なんだら!!」
「お、おう・・・」
ってか、30分しかないのか?!
「ちょっと。早く準備してよ!!」
「時間がないなら、起こしてもらってもいいだろ?!」
「だって、あんなに気持ちよさそうに寝てるんだもん」
口を、少し尖らせて文句を言う。俺、そんなに爆睡していたのか・・。
「よし、準備できたぞ?!」
結構、ギリギリだったな。時間に遅れないといいけどな・・・。
「うん。じゃ、行こう?」
そして、アユの家に着いたのは集合時間から5分遅刻したのだった。
 
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